息がしやすいって感じるところ

自然に囲まれた成安のキャンパスが好きなので、自分の教室の外から見える山々の風景が好きで、何枚もシャッターを押しちゃったり、大学正門の鉄塔が魚のカタチに見えるなーと思ってよく眺めたり、日々学内を散歩しながら風景や花を見つめて、作品のコンセプトやイメージづくりに役立てています。

私は糸でつくった小さなパーツをたくさんつくって、そのパーツをつなげていくような作品をつくっているんですが、わりと細かい作業が続くことが多いので、いろんな場所で作業をしたくなるんです。3年生のときは住環境デザインコースの友人の教室へ行ってつくってみたり、食堂にいってつくったりして学内をさまよっていましたが、最近はプロダクトデザインコースの部屋ですね。そこで関係ない話をしたりしながら作業してると、不思議なんですけど、自分の制作スペースより落ち着く時があるんです。みんなで騒ぐこともあれば、友人たちも静かに集中して制作しているときもあるんですが、いつも居心地が良いなって思ってます。

懐の深い友人たちとの関係も含め、マイペースに自分の制作方法にあったモノづくりができるのは、成安の人と場所の雰囲気の良さがあってこそだなって感じています。