転領域もできる自由度の高さ

成安に転領域のシステムがあって本当に良かったです。高校生の時は専門学校でイラストを学ぶ選択肢もあったけれど、そっちだとイラストしか学べなかったと思います。1年生のときに領域の枠を超えた学びに触れたことで、映像制作という自分が本当にやりたい方向性を見つけることができました。転領域をすることにハードルやプレッシャーはなかったです。誰よりもやる気があると思っていたので、なんの焦りも感じることなくできました。

映像を制作して分かったのは、絵コンテが重要だということ。映像は撮影をしないと素材がないので、段取りが一番大事というのが持論です。絵コンテの制作に、別の領域で学んだ絵を描く力が効果的に活かされているので、無駄なことはないことを実感しました。
大学では学生会長、実行委員会、軽音部長を兼任でやっています。企画とか段取りをやるので、スケジュールを逆算して組み立てることや、人を動かす力が身につきました。

映像制作も出演者や照明、音響がいないとつくれないので、人を動かす力が活かされています。映像プロモーションの会社に就職が決まったのも、成安での経験や学びを一生懸命自分の身になるように培ってきたからこそ。目立つくせに、中身が空っぽだとカッコ悪いなって思うし、やっぱりカッコつけたいし。自分がやりたいことをひたすらやって、ちゃんと考える。それは僕の意地でもあります。