仕事としてイラストが描ける

私は「ミノリブ」という農業を通して地域の暮らしや食のことを考え活動する同好会に1年生から入部しています。その一環で近江八幡にあるラ・コリーナ（※）の田植えなどに参加させてもらっているのですが、そこで知り合った農業組合の方から農業倉庫に壁画を描いて欲しいという依頼をいただきました。他にも、私の個展をみてくださった滋賀県立大学の「子ども学習支援サポーターズ」さんから、イメージイラストを描いて欲しいという依頼が！ 学習によって広がる世界や、子どもだけでなく教える側の大学生も成長する姿を表現しました。在学中に仕事としてイラストを描くのが目標の一つだったので、成安にはいろんな活動やつながりの中にチャンスがあるのを実感しています。
成安を選んだ決め手は、高校生の時にみたMONゼミの卒業制作展でした。私はデザインとイラストの関係やメディアイラストを学びたいと思っていたので、その作品をみたときにまさに私がやりたいことだなって！ MON先生は学生一人ひとりの個性や制作のプロセスに合わせてアドバイスや評価をしてくれます。イラストは媒体によって使いわけることが大切だと教えてくださったので、その後仕事として受けたイラストは依頼内容によって絵のタッチや色づかいを変えるよう心がけました。

※「ラ・コリーナ」…和菓子の「たねや」、洋菓子の「CLUB HARIE」を展開するたねやグループが、自然豊かな近江八幡の地でスタートさせたフラッグシップ店。敷地内には田んぼや棚田、畑があり、そこでお米や野菜などさまざまな作物を作っています。